ル・クローン LeCourant

ル・クローン Pro シリーズ

●ル・クローン Pro とは

メインフレームやオフコンで構築されていた基幹業務システムを、高い開発効率でクライアントPCとサーバーの構成に移行するために開発されたミドルウェアです。
メインフレームのデータ構造を源流に持つル・クローンデータベースは、基幹業務システムの複雑なデータ構造を無理なく移行することができます。
アプリケーションは、メインフレームのJCLと似た構造のジョブ定義の集合体として記述されます。ジョブ定義は高機能の6種の基本機能を組み合わせて定義します。
※6種の基本機能
①画面入出力(基本DE、拡張DE)、②編集、③マッチング、④ソート・マージ、⑤グルーピング、⑥印刷(行書式、自由書式)
マン・マシンインターフェースを担う入出力は、対話型の画面定義、マルチウィンドウ、豊富な入力制御などで、少ない工数で高度なアプリケーションを作成できます。

ル・クローン Proの構成イメージ

●多様な運用環境に対応

●オンプレミスサーバー - クライアント構成(インターネットVPN接続端末を含む)

ル・クローンサーバーをオンプレミスサーバー(Windowsサーバー/Linuxサーバー)上に構築し、クライアントPCにはル・クローン専用クライアントアプリを設定します。
データベース処理をはじめとしたユーザーアプリケーションの処理はサーバー側で行われ、クライアント側へは必要最小限の通信で表示・入力が行われます。
オンプレミスサーバーにVPNルーターを介してインターネット経由で遠隔地にクライアントPCを置くことも可能です。回線使用効率がよいので低速回線でも多端末を接続することが可能です。

オンプレミスサーバーとクライアントの構成イメージ

●クラウドサーバー - クライアント構成

ル・クローンサーバーをクラウド上に置いた構成です。ユーザーアプリケーションには特に手を加えることなくクラウドに移行することができます。
VPNルーターを経由して拠点LANに接続します。VPNクライアントを端末機に設定してクラウドに直接接続することも可能です。
クラウドはサービスや状況によって切断しやすくなりますので、安定稼働するようサーバー-クライアント間の通信再接続機能強化を図っています。
クラウド上のル・クローンサーバーとオンプレミスのル・クローンサーバーを連携させる構成も可能です。バッチ処理を得意とするル・クローンでは、定期的にクラウド-オンプレミスの両サーバーで必要なデータの連携をするといった構成を容易に構築できます。

クラウドサーバーとクライアントの構成イメージ

●Pro3.9とPro3.6の違い

Pro3.6は、CUI(キャラクタ画面ベースのユーザーインターフェース)型の開発環境のみの構成です。
Pro3.9は、CUI開発画面に加えてGUI(グラフィカル画面ベースのユーザーインターフェース)型の開発環境を持ち、さらにDeviceシリーズの開発環境まで含んだ構成になっています。